βグルカンとはどういうものかについて
現代における、生活習慣病を改善するための切り札として知られているものにβグルカンがあります。
腸内細菌の餌となって腸内環境を整えたり、血糖値を低下させたり、コレステロール値を低下させたりします。
また、ある種類のものでは、免疫力向上やアレルギー性低下を誘導するなどという性質も持っています。
さらにガン細胞の抑制にも有効であるということでも知られます。
このように大変優秀な機能を持っているβグルカンですが、その構成単位はブドウ糖です。
ブドウ糖が繋がったものといえばデンプンなどが思い起こされると思いますが、この成分はつながり方は少し違います。
少し違うだけで全く性質が異なってくる訳です。
βグルカンの場合には消化されません。
食物繊維となることによって有効に腸内で働く訳です。
現代社会で私達が健康な生活を送るためにはこの成分を有効に取り入れることが大切なのですが、多くの食物の中に含まれるかというとそういうわけでもなく、数種類の限られた食物の中のみに存在するということが知られています。
多く含まれるものとしてキノコ類や酵母類や穀類や海藻類などがあります。
日本では、キノコ類に含まれるものが注目されていますが、欧米ではパン酵母に含まれるものが多く研究されてきています。
含まれる事で有名なものを挙げると、キノコ類としてじゃアガリスクやハナビラダケ、椎茸などがあります。
酵母類としては、パン酵母、黒酵母などが知られています。